ウェイトトレーニングをする上で獲得したい体力要素として、肩甲骨周辺の柔軟性と筋力があります。股関節の柔軟性と並び、パフォーマンスの向上や怪我の予防にも関係してきます。以前紹介した、オーバーヘッドプレスと合わせて、取り入れたい種目を紹介します。
①インバーテッドローイング
学校や公園にある低鉄棒を使ってもよいです。意識することは、バーとみぞおちの少し上あたりを近づけることです。肩甲骨をより動かすポイントになります。ペアに足を持ってもらうことで、負荷を上げることができます。筋力が低い、または疲れてくると、体を煽って反動を使いがちですが、丁寧にフォームをつくることも大切です。フォームが大きく崩れない範囲で回数や負荷を設定してください。
②ベントオーバーロウ
ベントオーバーロウも同様にバーとみぞおちの少し上あたりを近づけるようにします。また、動作中は腰をしっかり張った状態で前傾をキープして行います。この姿勢を保つのが難しい場合は、ハムストリングスの柔軟性と腰の筋力が足りていないことが考えられます。平行して、RDL(ルーマニアン・デッドリフト)を取り入れましょう。
③プルアップ
いわゆる懸垂です。かなり筋力がないと難しい種目ではありますが、できるようになれば強い上半身がつくれます。最初は、ペアの人に足を補助してもらい、徐々に1人でできるように目指しましょう。
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