改善思考

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 今年のトラックシーズンも残すところわずかになりました。満足できる結果を残せた人も、残念ながら悔しい結果になった人もいるかと思いますが、来シーズンに向けても、改善をくりかえしていきたいです。

 改善とは、自分、物事、システムの現状を、たとえ1ミリでも良い⽅向へ変えることを言います。例えば、毎日1%の改善を1年間積み重ねた場合、1.01×1.01×1.01…で約38倍になります。もちろん単純に数値化はできませんが、パフォーマンスは向上することは間違いありません。逆に0.09の毎日を過ごせば、1年間で約0.03という結果になります。38と0.03では大きな差が生まれます。

 では、どのように改善していけばよいのでしょうか。パフォーマンスの向上は、「心・技・体・生活」が大きく関係していることをこれまでも述べてきています。個人パフォーマンス向上の原則

 そこで、定期的(約2週間~1か月ごと)に自分の「心・技・体・生活」を振り返り、課題に気づき、改善していく思考が大切になってきます。具体的な改善方法を紹介していきます。

改善したいこと⇒「心・技・体・生活」において改善したいことを考えます。ポイントを絞り、具体的に“何を、どう改善したいのか”が明確になるように記入しましょう。例)(心)疲れがたまったくると、どうしても集中力が乱れてしまうので粘り強く取り組めるようになる。(技)スタートで浮いてしまうことがあるので、1歩1歩地面を押せるようになる。等

比較、観察によるポイント⇒成功するための⼀番の⽅法は、成果をあげている人や組織を真似ることにあります(モデリング)。よって、すでに達成している人、手に入れている人から「心・技・体・生活」のヒントを得ます。例)(体)殿筋が発達していて、ウェイトトレーニングを定期的に行っている。(生活)何時に寝ると決めている。すき間時間の活⽤法が上⼿い。授業の中で理解するように努めている。等

現状の分析⇒客観的に自分の現状を分析します。資料やデータ、周りの評価など、客観的な分析によって改善点が明確になります。例)(心)結果に一喜一憂して、大きな目的目標を忘れてしまうことがある。(技)レース後半、競り合った時、気持ちが焦りフォームがバラバラになる。等

意味⇒取り組む意味、理由を明確にします。すでに取り組んでいる人は、なぜ⾏っているのか、なぜ、その取り組みを⾏わなければいけないのか、意味づけを明確にすることで、精度が⾼まります。例)(体)ウェイトトレーニングで筋力が向上することで、技術を身に付けることができる。

改善点と工夫・⽅法⇒理想の姿と自分の現状との差を埋めるための、具体的な⾏動を考えます。「心・技・体・⽣活」の視点から、具体的で効果的な改善点を明確にしていきます。例)(心)日誌、ルーティンチェック表をもう1度見直し、弱点部分を再確認する。

出来栄えと成功のイメージ⇒改善⽅法を実⾏した後、成果や結果のイメージを明確にします。イメージを鮮明に描くことで、成功の確率が⾼まります。例)(技)加速が向上することて、後半の失速が減り、自信をもってスタートラインにつけている。

結果の考察⇒改善⽅法を実践し、結果を記入します。上手く改善できた場合は、有効な改善策は何か、上手く⾏かなかった場合は、どこを修正すれば上手く⾏くかを考え、また実践していきます。

 自分の中に原因を⾒つけ、改善や修正を繰り返す→原理原則に則って⾏動を改善し、実⾏する。「現状を改善し、成果を出す」コツ、工夫が明らかになり、組織で共有できる。改善を技術として身に付け、成功に近づいていきましょう。

 

 

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