足底筋群

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 足底筋とは、足の裏にある筋肉のことで、以下のように様々な種類が内在しています。

 足底筋は、大きな筋肉ではなく、強い力を発揮していわけではないのですが、ランニングやジャンプ動作においてとても重要な働きをしています。まず、ランニングにおいて、地面に着地するのは、足の裏になります。地面に最初に力を加え、衝撃受け止め、反発に変えているのも、足の裏の役割なのです。

 足底筋には、トラス機構といって、足の裏にアーチを作る機能があります。トラス機構が適切につくられることで、接地の際、つぶれることなく、反発させることができます。

 しかし、足底の筋肉が機能せず、足底アーチがうまくできていない場合は、反発させる力が弱くなります。すると、余計な力を使い、地面を蹴らなけらばならなくなる可能性もあり非効率的な動きになります。また、地面からに衝撃を筋肉ではなく、骨で受け止めなくてはならなくなり、疲労骨折や腱膜炎などの原因にもなることが考えられます。

 さらに、足底筋群が使えていないと、足関節伸展(背伸び)にも悪影響をもたらします。ポステリアルチェーンでも解説したように、スポーツ動作におけるトリプルエクステンションでの爆発的な力発揮には、足関節を伸ばすというのは必須の動作です。足関節がうまく機能していないと、殿筋群も十分な力を発揮できないのです。

 足底筋群が機能しなくなる原因としては、走動作の繰り返しが考えられます。何度も接地を繰り返す中で、足底筋が疲労し使いにくくなることがあります。大学時代、初めての冬季練習の際、足の甲の骨を痛めたことがありました。思い返してみると、走り込みの量が高校時代の比ではなく、いつも足の裏の筋肉が張って痛みがありました。恐らく、足底の筋が疲労し、骨への負担が増していたのだと思います。

 対策としては、足底筋を使えるようにするためのトレーニング、タオルギャザーです。

 ポイントしては、左のように親指に第一関節を曲げるのではなく、右のように指の根本から曲げましょう。母子屈筋という筋肉にとても効きます。

 足底筋は、あまり目立たない筋ではありますが、パフォーマンスに大きく関わる筋肉の1つです。使えていなことが予想される場合は、ケアをしたり、トレーニングをするなど良好な状態を保つようにしていきましょう。

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