集中力

 メンタルトレーニングシリーズ・集中力について紹介します。

 あなたは集中力が高いですか? どんなときに集中しているでしょうか?

 自身の経験をふりかえると、自己ベストを更新した時や、よいパフォーマンスを発揮できたときは「集中力が高かった」と感じています。余計な思考がなく、気が付いたらゴールしていた。そんな感覚でした。

 そんな集中力ですが、集中のレベルによって4段階に分けられます。

Lv.1 単純な注意集中
Lv.2 興味を持った集中
Lv.3 心を奪われる集中
Lv.4 無我夢中

 Lv.1の段階は、まだ意識的に集中しようとしている段階です。まだ、別のところに意識がいっており、集中しようと注意を向けなければならない状態です。Lv.2からは、集中のレベルが向上していき、より没頭していくイメージです。そして、人が最も、集中力を発揮している状態が、無我夢中なのです。

 男子400mHの日本記録保持者・為末大さんは以下のように述べています。

 努力は夢中に勝てない

「引退したのは34歳なのですが、始めたのは8歳~9歳です。およそ25年間ですね。大げさに言うと、一生懸命に砂遊びをしていたら、34歳のときに「そろそろ家に帰る時間だよ」と言われて、ハッと気が付いて家に帰ったという印象ですね。」

 為末さんは、25年間、無我夢中になって陸上をやっていたということがわかります。さらに、無我夢中になれることを探すことも大切だと語っていました。

 無我夢中にはポイントが2つあります。

1、楽しむ
どのようにすれば、もっと仕事や練習が楽しくなるだろうか?

2、初心に戻る
その仕事や競技を選んだきっかけや好きになったエピソードを思い出す

2000年シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんは、レース後のインタビューで以下にようなことを言っていました。

楽しい42kmでした。
まわりの景色を楽しんで、友達の顔を思い浮かべて、
楽しい会話をしながら走っていました。

 陸上競技は、上を目指すほど、きつい練習を繰り返さなければなりません。怪我をすることも、記録が伸び悩むこともあります。しかし、それでも続けるのは、陸上は楽しいからなのです。そして、もしその気持ちを忘れてしまいそうになったら、初心に帰りましょう。初めて大会で走った競技場などに足を運んで、当時の気持ちを思い出すことも大切です。

 では、集中力を妨げてしまうものは何でしょうか。

 競技中には、周囲に様々気になることがあるはずです。例えば、他選手の競技結果・私の調子・過去の私の実績・先生の顔色・他種目の進行状況・私の競技・私の戦略・天候・風・開始時間・応援してくれる仲間などです。

 大切なことは、これらをコントロールできるものできないものに分けて考えることです。

 他選手の競技結果や天候・風などは、自分でコントロールできません。よってコントロールできることに対して、準備をして、自信をつけましょう。コントロールできないことに意識を向けていると、不安をつくり、集中力を妨げます。

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