スポーツ科学

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筋肉の特性(運動生理学③)

筋肉は、骨格筋(主に骨格を動かす)、心筋(心臓を収縮させる)、平滑筋(主に内蔵や血管などの内部組織にある。ほぼ無意識に働く)の3つの種類があります。  その中でも、運動に関わる骨格筋は、遅筋と速筋に分けられます。  遅筋は、赤筋やType ...
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ミトコンドリアと毛細血管(運動生理学②)

運動生理学(ATPの生成)で解説したように、一定以上の負荷がかかる運動では、ATPの生成が間に合わなくなります。(クレアチン酸の分解だけでは、7秒。糖質の分解では、30秒。)  そこで、酸素を用いて、ATPを再合成する必要があります。ATP...
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ATPの生成(運動生理学➀)

運動生理学(Exercise Physiology)は、人間や動物が運動することによって生じる生理学的な変化や適応に焦点を当てた科学の分野です。この分野では、運動が身体の機能に及ぼす影響や、身体がそれにどのように適応するかについて研究されま...
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注意と運動学習(運動学習理論➀)

運動学習(Motor Skill Learning)とは、動作や運動を獲得し、改善するための学習プロセスを指します。陸上競技や球技、水泳などのスポーツにおいて、よりよい動作を習得するためには、理想とする運動動作を意識して学習していかなければ...
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レジスタンス・プライミング

レジスタンス・プライミングとは、試合の2日前~当日の数時間前にトレーニングを行うことで、競技パフォーマンスを向上させることができるという考え方です。ここでいうトレーニングとは、主にウェイトトレーニングやバリスティックエクササイズ、ウエイトリ...
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リカバリー

競技力を向上させるためには、当然練習を積む必要があります。そして、学生であっても、プロアスリートであっても、基本には、限られた時間の中で結果を出さなくてはなりません。理想は、毎日のようにたくさん練習をして、体力や技能を高めていくことになりま...
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ピーキング

毎年お正月に行われる箱根駅伝を見ていると、年に1度の大舞台で力を発揮する難しさを感じます。特に駅伝のようなチーム力が求められる競技では、全員が絶好調とはいかないケースがほとんどです。有力と思われていた選手が失速したり、逆に思わぬ選手が活躍し...
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プライオメトリクス②

プライオメトリクストレーニングとしてよく行われている種目の紹介です。 ハードルジャンプ ホッピング  地面に着いている時間をできるだけ短くする意識で行います。どちらも効果的なトレーニングですが、負荷も高くなります。着地の衝撃を殿筋で受け止め...
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ウォーミングアップの科学

ウォーミングアップを科学的に分析したセミナーに参加しました。どのようなウォーミングアップを行うことがパフォーマンス向上に有効なのか。参考になった部分をまとめてみます。  まず、ウォーミングアップの目的はRAMPと呼ばれ、以下のようなものがあ...
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PAP(活動後増強)

「試合直前のウォーミングアップでやっておくといいことは何ですか?」と聞かれたら、PAP(活動後増強)を活用した運動をおすすめします。PAP(活動後増強)とは、Post-activation potentiationの略で、筋の力・パワー発揮...