速く走る方法シリーズ、今回は、腰が落ちることについて。
よく、走っていて、腰が落ちているように見える選手がいます。腰が引ける、腰の位置が低いともいえるかもしれません。
腰が落ちた走りは、地面からの反発を得られにくいです。また、殿筋を中心に、大きな筋肉が使いにくいことが予想されるため、改善すべきでしょう。
まず、腰が落ちることがどういった状態なのかというと、2つのパターンがあると考えています。
1つは、腰が後ろに引けてしまうことです。
腸腰筋でも、紹介しましたが、太腿を引き上げていく際に、腰が落ちることが多いです。確かに、この方が楽に腿が上がりますが、速く走ることにはつながりません。普段から、腿上げなどをする時には、背筋を伸ばすことを意識しましょう。
また、長時間椅子に座っていたり、スマートフォンなどをのぞき込んでいると、背中が丸まり、いわゆる猫背の姿勢になりがちです。背中が丸まっていると、腰も後ろに引けてしまうので、注意が必要です。僧帽筋のアクチベーションドリルは、姿勢の改善にも有効です。
2つ目パターンは、反対側の腰が落ちるです。
ヒップロックでも紹介しましたが、地面に着いている側の中殿筋と、反対側の腹斜筋が連動できていないと、反対側の腰が落ちます。ヒップロックのトレーニングを行ってください。
腰が落ちる走りを改善するには、2つのことが抑えられているか、走る前に確認するようにしましょう。また、股関節周辺や体幹の筋力や柔軟性も必要になってくるので、基本的な筋力トレーニングを継続することも大切です。
コメント