姿勢(速く走る方法⑫)

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 速く走る方法シリーズ、今回は、姿勢について。

 姿勢を正すことは、確かに重要です。走っている最中に、姿勢を意識することは難しいため、練習の前に、姿勢のチェックをしてみましょう。

 白樺のポーズという、姿勢を整えるドリルがあります。骨盤を立てる感覚が身に付きます。

 方法は、まず、両踵をつけて、指先を軽く外に向けます。

 踵、足の小指、親指の3点に均等に体重を乗せます。

 お尻に力を入れます。

 両腕で、目の前のある木を抱くようにします。

 しばらくしたら、元の姿勢に戻ります。

 特に、腰が反っていて、殿筋群が使いにくい人は、1度姿勢を整えるとよいかもしれません。

 また、姿勢が崩れる要因の1つに日常生活があげられます。

 長時間、椅子に座りっぱなしの場合や立ちっぱなしだと、殿筋が使いにくくなることがよくあります。大腿四頭筋腸腰筋といった筋肉が硬くなり、骨盤を前傾させてしまっている可能性が考えられます。

 このような時は、白樺のポーズに加え、大腿四頭筋や腸腰筋など、骨盤を前傾させる筋群のストレッチを行い、殿筋群を使いやすい状態をつくりましょう。

どちらのストレッチも、伸ばしている側のお尻に力を入れ、背中を少し丸めることがポイントです。大腿四頭筋、腸腰筋をよりストレッチすることができます。

 また、スマートフォンをよく使っている人は、気づかない内に、首が前で出て、猫背になってしまっていることがあります。このような場合は、僧帽筋下部のアクティベーションドリルが有効です。

 このようなストレッチやドリルを、アップ等で行い、姿勢を整える習慣をつくりましょう。

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