腸腰筋とは、股関節の付け根の奥にある筋肉の総称で、腿を引き上げる際に使われています。高いパフォーマンスを発揮するスプリンターは、腸腰筋が発達しているようです。陸上選手は、競技特性上、走る運動を繰り返しているため、腸腰筋が鍛えられていると考えられます。
しかし、筋力が発達していない中高生の中には腿があまり上がらない選手を見かけることがあります。腿は高く上がれば上がるほど速く走れるわけではないのですが、極端に上がらないと、前方方向に進む力が出ずらいことが予想できます。よって、走る練習とは別に、腸腰筋のトレーニングを取り入れることも選択肢の1つです。様々な方法がありますが、その1部を紹介します。
腸腰筋を使うポイントとしては、
➀腿を引き上げる際、背筋を伸ばしておくこと。身体がくの字に曲がらないようにする。
②踵を真上に引き上げるように行う。股関節の付け根の筋肉を使うイメージをもつ。
腸腰筋は、あまり大きな負荷をかけてトレーニングすることはできないため、回数をこなす必要がありそうです。その際は、2つのポイントを意識して行うとよいでしょう。
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