MBバックスローは、メディシンボールを後方に投げるトレーニングです。下半身から生み出された力をボールに伝えることで、トリプルエクステンションを引きおこし、ポステリアルチェーン筋群の爆発的な筋発揮を高めることができます。
瞬発力が必要な種目にとって必須トレーニングの1つにクリーンがありますが、環境の関係で難しい場合には、このMBバックスローをオススメします。
トレーニングの際にいくつかのポイントと注意点をあげます。
➀初心者はボールを腕で投げようとします。あくまでも地面をキックするジャンプ動作によって生み出された力をボールに伝えるイメージで行います。ボールをリリースする瞬間までは腕はできるだけ脱力するくらいでよさそうです。
②殿筋群が使えていない選手は、腰を落としたがりません。おじぎをしたような状態から投げようとします。このような場合は、1度腰を落とした状態をつくり、そこから投げる練習をします。股関節の使い方の学習にもなります。
③重量は体力レベルに合わせます。中学生なら2~3キロくらいでも十分効果があります。1回1回全力で投げるようにします。回数は全力で投げられるくらいを設定すればよいです。
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