ウエイトトレーニングシリーズ、DL(デットリフト)の紹介です。デットリフトは、殿筋群、ハムストリングス、背筋群などの身体の後面を強化する上で最優良トレーニングの1つです。正しいフォームを習得できていることが前提ですが、高重量を扱うこともできます。ただ、あくまでも、陸上の競技力を向上させることが目的でウエイトトレーニングを取り入れてます。重量を持ち挙げることを目的としたフォームとは異なることを頭にいれておきましょう。
以下はフォームのポイントです。
①まず、足は腰幅に開き、つま先は少し外に向けます。手の幅は膝の外側でバーを握ります。腰は太腿が地面と水平になるくらいまで落とします。
②次に、下の写真のように、胸を張り、腰に力をいれます。RDL(ルーマニアン・デッドリフト)で胸と腰を強く張る感覚をつかみましょう。
③持ちあげる動作に入りますが、イメージとしては「肩から持ちあげる」ことを意識しましょう。可能な限り上半身の角度を維持したまま立ち上がります。意識しても下の写真のように、持ちあげる始めの段階でお尻が先に上がってしまう場合は、殿筋の筋力が十分にないか、重量が重すぎることが考えられます。HT(ヒップスラスト)などで殿筋を強化していきましょう。
④直立したら、再びスタートのポジションにもどります。この際、お辞儀をするように落としていくのではなく、お尻をゆっくり落としていきましょう。
デットリフトは重量があがるほど、名前の通り、厳しいトレーニングになります。しかし、優先するのは、重量よりフォームになります。1つ1つのポイントを意識しながら行っていきましょう。
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