足が流れる(速く走る方法⑤)

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 速く走る方法シリーズ、今回は、足が流れるについて。

 陸上競技において、足が流れるというワードはよく聞きます。走っていて、足が身体の後方で回転している現象を指していると思われます。

 この現象を何とか直したいという人も多いと思いますが、大前提として、足が流れないで走るということは、不可能です。

 足が流れないように走るには、極端に歩幅を短くするか、腿上げをするしかありません。

 当然スピードはでません。

 たまに、足を流さないようにしようとしているのか、不自然に足を前方で回転させようとしている人を見かけますが、前に進んでいないように見えます。

 このような走りをするくらいなら、少々足が流れているように見えても問題ありません。足が流れるということは、1回のキックで前に進んでいるともいえるのです。

 以上のようなことを踏まえ、足が流れるについて考えると、過剰に足が身体の後方で回転していたら、改善を目指しましょう。

 ただ、過剰に足が流れているかの境界線はどこなのかと言われると、どうもその定義はあいまいなようです。

 走っていて、前に足が出ない感覚があったり、ハムストリングスに張りが出る場合などは、足の流れが過剰になっている可能性があります。専門のコーチなどと相談して判断する必要があるかもしれません。

 ここから、具体的に足が流れる走りの改善法についてあげていきます。

 まず、足が流れる人の特徴として、殿筋が使えていないことがあります。殿筋を中心に、股関節全体で地面をキックできれば、地面から反発をもらい、自然と足を前に持ってくることができます。

 しかし、殿筋が使えていないと、キック力が弱いため、膝や足首などを必要以上に使い、カバーしようとします。

 その結果、後方に蹴り上げるような動きとなり、足を前方に持ってくる動作が送れ、流れるということになります。

 よって、殿筋群をアクチベーションすることと強化することが重要です。その上で、ヒップロックができているかもポイントになるでしょう。

 次に、足を流さないようにするための、イメージづくりとして、スキップをしましょう。

 スキップは、地面をキックしたら、次の瞬間には、前に持ってこないといけないため、足が流れることがありません。スキップを20mほど行い、そのままスプリントに繋げていくとよいでしょう。

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