パリ五輪②

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 4×100mリレーについての感想です。日本は、37秒78のシーズンベストの5位という結果でした。

 今回は、バトンパスについて気が付いた点がいくつかありました。

 まず、意外とミスが出て、若干ですがロスが生じている国が多いように思えました。

 3~4走は、動画でも見やすいので、そこを中心に見ていきます。

 日本チームです。4走の選手が、若干ですが、バトンが遠く、スピードを少し緩め、後ろを見ています。

 バトンの出のタイミングですが、黄色いマークのだいぶ手前で動き出しています。もともとそのようなタイミングで出ているのかもしれませんが、若干、早出という可能性もあります。

 ただ、逆に言うと、それだけギリギリの攻めたバトンパスをしているということです。他国に比べても、日本のバトンパスの技術が高いことは間違いありません。

 走力では、ナンバーワンだと思われるアメリカは、バトンミスが出ていました。まず、1から2走は、遠すぎて届かず、かなり早出をしていることが予想できます。

 逆に、3から4走は、出るのが遅く、詰まっています。マークを超えても、走り出していません。しかも、加速もあまりせず、後ろを振り向いています。相当なタイムロスだと言えます。

 次に、南アフリカの3走は、走りながら、バトンを持ち直しています。バトンを受けた時に、バトンの真ん中あたりをつかんでしまうと、次の走者に渡せないので、こうなります。ほんの少しですがロスになるかと思われます。

 予選でジャマイカもバトンを渡す時に、もたもたして敗退しています。この点は、アンダーハンドパスよりオーバーハンドパスに起こりがちな気がします。普段の練習でバトンジョッグを行う際には、次の走者がバトンの端を持てるよう意識したいです。

 オリンピックの決勝でも、このようなミスがでるのがリレーの難しさです。ただ、アメリカやジャマイカなど走力が高いチームがいても、勝負は最後までわからないのがリレーの醍醐味でもあります。普段の練習から細部にこだわり練習しているチームが勝つ確率を高めます。

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