シンスプリントとは、すねの内側が痛む状態をいいます。ジャンプやスプリントを繰り返すことで発症することがあります。
私も重度ではありませんが、練習量が多い冬季練習時は、シンスプリントを発症していました。今回は、シンスプリントの対処法と予防法を経験を元に提案します。
ただ、重度になってくると、疲労骨折に繋がる恐れもありますので、医療機関にかかるようにしてください。あくまでも軽度の場合ですので、参考程度に考えてください。
まず、練習自体はできるけど、痛みが気になる場合は以下の方法で軽減させることができました。
➀鍼治療…長い鍼で奥まで刺すタイプの鍼治療です。筋が硬い状態ですと、鍼の刺激でかなり響きますが、即効性は断トツで一番です。軽度のものならすぐに痛みはとれます。
②超音波治療器…接骨院などにある超音波治療も一定の効果はありました。個人で購入できるタイプのものもあるので使う価値はありそうです。似たものに低周波もありますが、こちらはあまり効果は感じませんでした。
③ヒラメ筋のセルフマッサージ…ふくらはぎの下の方をフォームローラー等でほぐす方法です。入浴後に行うことで筋はだいぶ緩みます。
ケアの方法は以上のようなものがありますが、最大の原因は練習負荷が高すぎることがあげられます。痛みが気になる場合は、練習量を調整したり、ジャンプなどの負荷が高い練習を抑える必要があります。
次は、シンスプリントの予防としての体づくりについてです。
➀足底筋群…足底のアーチが機能していないと下腿への負担が大きくなります。また、それに伴い足関節の動き(ヒラメ筋・腓腹筋)も悪くなるのでシンスプリントに繋がる可能性があります。
②殿筋群…殿筋群が機能し、強化することで股関節中心の動作が可能になります。逆に殿筋群が使えていないと、足首や膝などを過剰に使いたがるため、結果として下腿への負担も大きくなると考えています。
また、極端にクッション性のないシューズや使い古したシューズは、足への負担を軽減できません。シューズを選ぶ際には考慮したい事項です。
以上のように、シンスプリントに関しては予防とセルフケアで対処してきました。他にも様々な考えや対処法があると思いますし、痛みが強い場合は、専門家等に意見を聞くようにしてください。
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