ブランク後のトレーニング

4月新年度をむかえました。今回は高校や大学に進学した後も陸上を続ける選手に向けて記事を書いていきます。なおスポーツ推薦などで進学したわけではなく、数か月は受験勉強で練習ができていない場合を想定しています。私自身も大学受験で半年以上トレーニングができなかったため、自身の経験とストレングスコーチの河森直紀さんの著書「ピーキングのためのテーパリング」とセミナーの内容を元に考えていきます。

まず、今シーズンは始まっており、これから記録会や公式戦が始まっていきます。受験ブランクがある選手は中々シーズン序盤から記録を出していくのは難しいかもしれません。怪我をしないよう徐々に体をつくって、夏以降自己ベストを狙っていきたいですね。ちなみに受験ブランク後の大学1年シーズンは9月に自己ベストを更新しております。くわしくはもしもう1度やりなおすならシリーズで書いていきますので、今回は考え方を理解していただけたらと思います。

以前の記事でも書きましたが、記録を出すためには、ピーキングを行います。(ピーキングとは、狙った重要な試合にベストのコンディションで臨めるように、コンデションを上げていき、そのピークを合わせること)そのために、まず下のグラフを見てください。

Fitness(フィットネス)とは、つまり、練習を行い溜まったパワーみたいなもの。

Fatigue(疲労)とは、練習を行い、溜まった疲れのこと。

Preparednessとは、つまり身体のコンデションのことを指し、これが高ければ記録は出やすいということです。

つまり、練習を継続して行えば、徐々にFitness(フィットネス)が高まります。と同時にFatigue(疲労)も溜まります。Fitness(フィットネス)からFatigue(疲労)を引いたものがPreparednessであり、Preparednessが高いほど、競技パフォーマンスが高い身体の状態だと言えます。練習をしすぎると、疲労がたまりすぎて、記録は出ませんが、逆にやらなさすぎても、Fitness(フィットネス)が溜まらず記録がでません。通常試合前は疲労を残さないよう練習量を減らすべきです。ただ、ブランク後は練習ができていないため、Fatigue(疲労)は溜まっていませんが、Fitness(フィットネス)も溜まっていません。よって練習量を落として疲労を取り除いても、記録を出すために重要なPreparednessが上がることは期待できないということです。

ブランク後の考え方の結論は、怪我には気を付けて、継続した練習やトレーニングを行っていこう。試合前も大幅に練習量は落とさず、少し身体に疲れがあり、好記録は望めないかもしれないが、長い目で見て挑戦しよう。ということになります。実体験なので、万人に当てはまるわけではありませんが、若い選手なら2~3か月しっかりトレーニングを継続できれば、受験のブランクは十分解消できると考えています。

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