トラックシーズンは、10月下旬に終わりました。ここから2週間ほどの移行期に入ります。この期間は、休んだり、球技をしたりして、リフレッシュさせます。高校までは移行期は特になかったため、新鮮な感じがありました。実際に、オリンピック選手なども、オフをしっかりとって冬季練習に入る場合も多いようです。シーズン中には心身に大きな負担がかかっているためだと思ます。
さて、いよいよ大学初の冬季練習が始まります。来シーズン、大きく飛躍するためにも、冬季の過ごし方は大切です。とても気合が入っていたのですが、結論から言うと、、大失敗してしまいます。
失敗とは、端的に言えば自分のペースを全然つかめなかったということにつきます。
具体的に挙げると、大学の冬季練習は、量や質ともに高く、この時の私は全くついていけなかった。ということです。例えば、250m×5×2とか200m×10、300×4×2などを、短いレスト時間で走る練習などは、全然できませんでした。もともと高校時代から、本数や距離ともそこまで多くなく、持久力も高くありません。しかも一緒に走るメンバーも私より走力は低く、多少量の多いメニューでも余裕を少し持って走るイメージでした。しかし、順大のメンバーは、長い距離も走れる全国レベルのスプリンターばかりです。どれだけ走っても疲れない、異常な(笑)人もいました。
ここで特に良くなかったのは、周りについていこうと、かなり乱れた動きを繰り返してしまったことです。そもそも100mの選手で、持久的な力が乏しいこともわかっていたため、多少ついていけなくても、動きやフォームを考え走れればよかったと思ます。夏の練習との違いはここにあると考えていてます。確かに夏も量は多かったのですが、自分のペースで、動きをつくれていました。
動きやフォームが乱れ、力んだ走りをしていたせいか、足裏や脛、ハムストリングスなどは毎日のように疲労していました。この時は、ただ練習をこなす。追い込む。という感じで、速くなる練習に繋がっていなかったと思います。
さらに悪いことに、2月頃、足の甲が痛くなりました。走れないレベルだったので、検査をしてみると、中足骨という足の甲の骨に炎症が起きていました。オーバーユースと、恐らくかなり足に負担がかかる走りをしていたのだと思います。ここから2週間ほどは走れず、大学初の冬季練習は、全く手ごたえを掴めず、終了しました。
初の冬季練習をふりかえると、やはり、
自分に合う練習、合わない練習というのはあるということです。
もちろん、大学で大きく記録を伸ばすことができたわけですから、練習自体が間違ってるわけではありません。そして、チームで活動しているわけで、自分だけ勝手な練習はできません。問題は、練習をする自分です。今日の練習をどのように行うのかまたは行わないのか。どのような意識で走るのか。ということを考えられればもう少し違った結果になっていたのではないかと今は思います。(続く)
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