イメージトレーニング

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 今回は、メンタルトレーニングの1つであるイメージトレーニングについて紹介します。

 なぜイメージが大切なのか? 

 それは人はイメージできないことは、現実にできないからです。

 例えば、「腕立て伏せ」をやってみてください。と言われたら、運動をしている人なら多くの人ができるのではないでしょうか。理由は、「腕立て伏せ」と言われたら以下のような、イメージが頭の中にあるからです。

 しかし、「フライングスプリット」をやってみてください。と言われたら、できる人は少ないのでないでしょうか。それは「フライングスプリット」がどういうものなのかイメージがないためです。その場合、youtubeなどで「フライングスプリット」と検索して見てください。その後多くの人がこの運動ができると思います。「フライングスプリット」のイメージが頭の中にできたからです、

 このように考えると、大会で記録を出したい、勝ちたい、目標を達成したい場合も、イメージがどれだけ頭の中で鮮明に描けているかで成功の確率は大きく異なってきます。

 頭で勝ってからいけ

 勝負は、イメージという頭の中ですでに始まっているということです。

 効果的なイメージトレーニングを紹介します。

1、五感+感情 のこもったイメージトレーニング

例えば、大会当日の陸上競技場をイメージしてください。

スタートラインに立ったとき、どのような風景が見えますか?(視覚)

どんな音が聞こえますか(聴覚)

走っているとき、跳んでいるときどんな感覚ですか?(体感覚)

競技場のにおいは?(嗅覚)

食べたもの、飲んだものの味は?(味覚)

どんな感情ですか?、嬉しい。楽しい。(感情)

加えて、身体の動きが伴う、サイコフィジカル トレーニングをすることで、よりイメージは強くなります。

2、モデルとなる 人物や組織に触れる。映像(TVやYouTubeなど)も効果的

 世界陸上北京大会やり投げ決勝で金メダルを獲得したケニアのジュリアス・イエゴ選手は、『やり投げ専門のコーチ』がケニアにはほとんどいないそうで、youtubeを見てやり投げを学んだそうです。他にも、いわゆる結果を出している組織やチームを直接見に行くというのもイメージをつくる上で有効です。

3、紙に書く = イメージトレーニング

 これまで紹介してきた心づくりも目標達成のイメージをつくるためのトレーニングなのです。

目的・目標設定の考え方 日誌 当日の行動予定表

4、予祝インタビュー

 2人組をつくり、1人が見事に夢や目標を達成した人、1人がインタビュアーとします。インタビュアーは以下のようにヒーローインタビューをしましょう。勝った時の予行練習をしてワクワクしたイメージをつくります。

 以上のようなイメージトレーニングの効果には、目的・目標達成の確率がアップする。モチベーションが高まる。新しいスキルやテクニックをより早く、短時間で身につけることができることなどがあります。また、ケガをした場合にでも、イメージトレーニングは実践することができるし、やろうと思えば、24時間365日、いつでもどこでも行なうことができます。

夢見ることができれば、それは実現できる。
                    ディズニーランド創立者ウォルト・ディズニー

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