日誌②

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 前回、日誌①の続きです。

 具体的にどんなことを日誌に書けばよいのか、オススメの項目を紹介します。

 まず、練習を行った場合は、練習メニューは必ず書きましょう。タイム測定をした場合は、記録、ウエイトトレーニングをした場合は、扱った重量もメモします。体重やその日の食事なども書ければ、コンディションを把握する上で、ヒントを見つけることができます。自身で大切だと思う項目を日々記録していってください。

 そして、ここからは、メンタル、心づくりに関わる項目です。

①今日の良かったことをふりかえる。

 1日をふりかえり、うまくいった、できた、うれしい、気づいた などを思い出します。自分の良かったことを書くということは、自分に対して、心の栄養~ストローク~を与えるということなのです。心の栄養が満たされることで、自信を高めることができます。

 そして、自信とは、自己効力感自己肯定感の2種類があります。

 自己効力感とは、仕事・能力に対する自信です。例えば、「タイムトライアルで記録が向上した。」「テストの点数が以前より上がった。」「開脚前転ができるようになった。」などの成果です。

 自己肯定感とは、人間的な成長につながることであり、自分への肯定的な感情である「自尊感情」のことです。「困っている人のお手伝いをして、ありがとう」など、人に感謝された言動をさします。

 自己効力感と自己肯定感が高まる言葉を日誌に記載しましょう。

② 今日の改善点を考える。

「今日をもう一度やりなおせるなら…」「より良くできるなら…」を考えます。私も、自身の競技者時代をふりかえり、もしもう1度やりなおすならどうするという視点でいくつか記事を書いています。なぜ改善点を毎日考える必要があるのか。こんな言葉があります。

「酒で酔いつぶれたサルは、もう二度と酒には手を出さないだろう。つまり、人間よりよっぽど賢いのである。」
by チャールズ・ダーウィン

 つまり、人は失敗を繰り返してしまう生き物なのです。

失敗の五原則というものがあります。 

失敗を直視しない 失敗を忘れようとする 失敗を人のせいにする 失敗を繰り返す 失敗を後回しにする

よって1日に1回、失敗と向き合い、「今日をもう一度やりなおせるなら…」と改善思考でいきましょう。同じ失敗を失くすことで、成功に1歩近づくことができるのです。

③ 明日の一番重要な仕事と成功するための工夫を考える

 今の自分にとって重要なことは何かを考え、それに集中するということです。つまり選択集中が大切であるということです。

例えば、明日の重要なことは「100mのタイムトライアル」、成功するための工夫は「アップでチューブトレーニングを行い、スタートでしっかり加速することを意識する。また、後半フォームが崩れないように、イメージトレーニングを走る前に行う。」

「集中とは、『真に意味のあることは何か』『最も重要なことは何か』という観点から時間と仕事について自ら意思決定をする勇気のことである。この集中こそ、時間や仕事の従者となることなくそれらの主人となるための唯一の方法である  by ピーター・ドラッカー

 日誌を継続している人は、生活のを向上させることができます。1日は、1440分です。そのうち15分を日誌のためにに使うことができますか。

コメント

  1. たかし より:

    読みました!

    • 塚越健太郎 tsukakoshi より:

      コメントありがとうございます。
      この内容を知っているかどうか。日誌は必須ですよね!

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