習慣形成の続きです。前回は、目標達成に向けて、プラスの習慣を形成する大切さについての記事でした。
習慣形成⇒習慣形成
日々行われる行動をルーティン行動といいます。原田先生は、プラスの習慣を身に付けるために、以下のようなルーティンチェック表を毎日書かせていました。
目標達成をするためのルーティン行動を考えても、実際にやらなければ何もしていないのと同じです。自分がやると決めたことが1日の中で本当にできたのかをセルフチェックします。そして、ルーティン行動には大きく分けて2つの種類があります。1つは間接的努力です。間接的努力とは、例えば、挨拶をするやお手伝いをする、奉仕活動をするなどの行動です。これらは直接的に目標に近づく行動ではありませんが、心のコップを上向きにするために毎日続けたい行動です。
心のコップ⇒心づくり~成長の三原則~
原田先生の教えをうけ、全国大会で優勝した生徒がインタビューをうけたそうです。その時は、劇的な優勝だったため、インタビュアーから「なぜ優勝できたのですか?」と聞かれたそうです。生徒は、「毎日、皿洗いを続けたからです。」と答えました。陸上競技と皿洗いは直接関係ありませんが、毎日自分で決めたことを続けるということは、自信を深め、奇跡を起こすという話です。
2つ目は、直接的努力です。陸上競技なら、トレーニングや食事など直接パフォーマンスに直結する行動です。
そしてさらに、ルーティン行動を2つに分類します。以下の赤いマスに、NかFと記入しましょう。Nとは、NOWで、今すでに取り組んでいて、成果につながっている行動です。Fとは、futureで、新しい成果を手に入れるために、新しく習慣として身に付けたい行動です。Nは成果につながる行動をより強化すること、Fは今まで以上の成果を出すために新たなことに挑戦するイメージです。
次は、行動に対して手に入れたい成果を書きます。例えば、毎日お風呂上りに15分間ストレッチをする。その成果として、怪我をしにくい身体になるとなります。成果を考えることでルーティン行動を実践するモチベーションが高まります。
そして、行動設定後、1日の終わりに、行動が実践できたら「〇」できなかったら「×」をつけます。ルーティン行動でも2日に1回行う行動などを設定していて、物理的に実践不可能な日には、「/」をいれます。
ルーティン行動は2週間に1回は見直しましょう。達成率100%の行動を4週間も続けられればその行動は自動化することができたとして、あらたなルーティン行動を加えてもよいでしょう。また、どうしても継続が難しい行動や続けても成果に繋がらなそうな行動だと気がついた場合は、やめてもかまいません。あくまでルーティンとして、継続できることが前提になります。
最後に、ルーティンを行う上で、「〇」をつけることができた自分を褒めてあげましょう。継続=自信につながるのです。
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