陸上界の新星

コーチング

 インターハイで見た衝撃の100m10秒00。日本代表に選出された清水選手の特集映像があったので見てみました。今回は、その感想を述べていきます。(あくまで個人の見解です。)

 映像では、棒をもってハードルを跨いだり、マークを置いて腿上げしたりしておりました。その練習について、清水選手を育てたという顧問の先生が以下にようにコメントしていました。

 「走り込みとかウエイトは一切しないで、体の使い方のドリル系を徹底的にやります。上手に体を使うことが一番記録を出すために近道かなと。

 トラックで走る練習も数本のみで、練習は正しいフォームを体に覚えさせる「ドリル」と呼ばれる基礎練習が中心です。」

 なるほど!

 やはりそうか!

 速くなるための近道は、「ドリル」なのか!

 ウェイトや走り込みは一切せず、トラックを走るのも数本でいいのか!

 …

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 そんなわけあるかいな。笑

 もしこのような考えで本当に練習をしていているのだとしたら、この方法で速くなるのは、清水選手のような歴史的な逸材、またはそれに準ずる天才だけです。

 99%の普通の人には当てはまりません。(当然、私も普通の部類です。)

 もし、私が、清水選手の顧問だとしたら、以下にようなコメントをします。

「清水選手は見ての通り特別な存在です。恐らく前世はチーターです。笑

 彼は、走り込みやウェイトはつらいので、どりるを徹底的にやって速くなりましたが、よい子はマネしてはいけません。

 ほとんどの選手にとって再現性のある練習は、ウェイトトレーニングを正しく行い、筋力・柔軟性を向上させる。ジャンプトレーニングで爆発的なパワー発揮を高める。そして、根性練習のようになってはいけませんが、向上させたフィジカルを技術に落としこむための走練習をたくさん行うことでしょう。もちろんメンタル的な側面や生活面も無視できません。

 記録を向上させるのに近道はありません。」

 全国の陸上を頑張る高校生を応援しております。

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