二次加速(速く走る方法⑩)

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 速く走る方法シリーズ、今回は、二次加速について。

 二次加速という言葉を聞くことがあります。スタートダッシュから30mくらいの急加速する局面を、一次加速、体が起き上がって、緩やかに加速する局面を二次加速というそうです。ただ、厳密に、どこからどこまでが、二次加速なのかというのは決まっていないようです。

 確かに、実際に100mのパフォーマンスにおいて、力の差が如実に表れるのは、この二次加速の局面の場合が多いと思います。

 格上と競争した時、スタートダッシュでは、並んでいても、二次加速に入り、差をつけられていく経験をした人も多いかと思います。

 すると、二次加速を速くするためには、どうしたらいいですか?と、初心者の方は思うかもしれません。

 ここからは、個人的な考えになりますが、

 加速に、一次も、二次も、三次もないので、加速力を高めるトレーニングをしましょう。

 二次加速が遅いというのは、つまり、トップスピードが低いということです。トップスピードが低いというのは、つまり、足が速くないという状態なので、現状では、どうあがいても、二次加速は上がりません。

 二次加速というワードを聞くと、何か特別な技術があるように思えてしまいますが、何か特別な練習をして身に付けるものではありません。水泳の平泳ぎやバスケットボールのレイアップシュートのような技能とは別個のものと捉えてください。

 あくまでも、一次、二次というのは、100mを走る上での、イメージづくりのようなものです。100mをいくつかの局面に分けてイメージした方がよいという感覚があれば、分ければよいのです。そうでなければ、単純に自分が現状出せる、最大の加速で走るくらいでよいかもしれません。

 難しく考えず、足を速くするトレーニングをしましょう。

 まず、必ず必要なのは、トップスピードで走る練習です。

 スターティングブロックからのダッシュ、加速走、タイムトライアル、試合で、全力疾走しましょう。

 ウェイトトレーニングによる体づくりで、筋力や柔軟性を向上させましょう。

 あえてあげるとするならば、二次加速に特に関係しそうなのは、プライオメトリクストレーニングです。より高速で動く地面に対して、短い時間で力を発揮する能力を磨いていきましょう。

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