行動計画

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 「計画のない目標は、ただの願い事にすぎない。」サン = テグジュペリ(『星の王子様』)の言葉です。ここでいう計画とは、行動計画のことをいいます。夢や目標を掲げても、思っているだけでは、かたちにはなりません。当然、具体的な行動があってこそ、思いがかたちになるのです。しかし、現実は、行動してもかたちになるとは限りません。間違えた行動、結果に結びつかない行動をとっていれば、かたちにはならないのです。よって、より適切な行動を計画し、実行する必要があるのですが、この適切な行動は、時と場合、また時代によって変化します。例えば、100m11秒から10秒7に伸ばせた時に行っていた練習が、10秒7から10秒3に伸ばすために必要な練習とイコールではないということです。

 「貧しい人に魚を与えれば、その人は、その一日は食料に困らないだろう。しかし、魚の捕り方(=技術)を教えれば、その人は一生食うに困らない。」という言葉があります。思いをかたちにするための行動計画を立てるためには、その専門分野の知識がまず必要になりますが、それに加え、行動計画を立てるための技術を身に付けましょう。魚の捕り方(行動計画の立て方)を習得できれば、全てのことに応用が可能になります。

 まず、行動計画を立てる際の基本としては、達成目標から、必要な行動を考えていきます。その際、オープンウィンドウ64を開いておくと、たくさんの行動を引き出すことができます。他には、自己分析から、自分の必要な行動を導き出すことも効果的です。行動には、毎日行うルーティン行動と期日を決めて行う、期日行動がありますが、どちらも、繰り返し考えているうちに、必要と思われる行動を多く引き出すことができるようになってくるでしょう。

 次に、引き出された行動を、重要度順に並べます。ここでいう重要度とは、効果が高いかどうかです。今の自分にとってより重要な行動をまず決めましょう。そして、おかず理論です。重要な行動を優先的に行います。重要度のトップ3に入るような行動は必ずできるよう努力しましょう。もちろん、全ての行動を完璧にできることが理想ではありますが、重要度の低い行動が出来ない時があっても、多少目をつむっても問題ありません。「戦略とは、何をやらないかを決めることである。」ということです。

 さらに、行動計画を深めるためのポイントです。1つは、行動をよりやりやすくしましょう。例えば、読書をするという行動なら、通勤の電車の中で30分間読書をする。勉強を1日1時間するなら、喫茶店で1時間勉強する。など、やらざるおえない環境を意図的に設定します。もう1つは、支援者について考えます。大きな目標を達成するには、支援者が必要不可欠です。どんなサポートが欲しくて、誰がそれを持っているのか。いつまでにその支援者にお願いしにいくのかも行動に組み込みます。人気漫画「ワンピース」の主人公ルフィも、海賊王になるために、支援してくれる仲間を集めています。同じような志を持った仲間と、定期的に意見を交流することも重要な行動の1つになります。

 何事にも言えますが、初めは、量が大切です。行動計画を立てる技術も、たくさん考え、行動する中で高まってくるはずです。

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