ハムストリングスの違和感から、予定していた3月中の記録会はキャンセルしました。ただ、怪我の状態としては、そこまで深刻な状態ではないので、焦らず調整していけば、5月の関東インカレまでに調子を上げることは十分可能です。治療院でも、筋に炎症が起きているわけではないと診断されているので、徐々にスピードを上げていきたいところです。しかし、精神的には焦っており、力を入れたらまた怪我をするのではないかと、中々、全力疾走を入れられませんでした。このへんは性格もあると思いますが、気にしすぎ、です。気にするので、逆に違和感が強く出ているのです。どのスポーツでも怪我をして、パフォーマンスが低下してしまう人がいるかと思います。もちろん痛みが残ったり、身体的な要因で力を出せなくなることもありますが、精神的な面も考慮しなくてはならないことを学びました。心と体は密接に関係しているため、体はよくても、心の準備が整っていなければ、パフォーマンスは発揮できないということです。
シーズン初戦は4月下旬の4大学対抗になりました。1週間ほど前からようやくスパイクをはいて全力疾走をした程度なのでぶっつけ本番です。もちろん好記録は望めないことはわかっていましたが、とりあえずレースで走れたという感覚は得たいところ。不安が完全に拭い去れず出場したレースで、何と11秒かかって最下位。。映像でふりかえってみても、明らかに足をかばうような動きをしていました。足に違和感がないことは幸いでしたが、関東インカレまで時間がないので、精神面での調整は急務になります。次は、5月上旬の記録会に出場しました。関東インカレ前最後の記録会。せめて、全力を出せたという手ごたえは得たところですが、ここでも11秒かかり、4大学対抗と同様な走りとなってしまいました。
選手選考では、チーム内に他の選手はいないため、2年ぶりに100mとリレーで関東インカレ出場です。ただ、ここまでの調整から、関東インカレで結果を出すことはかなり厳しいものとなりました。力を出し切れず終わるのではないかという不安がずっと続いていました。日誌を見ていると、最後の記録会以降、多少はふっきれており、練習に気持ちが入ってきています。短い期間でもやれることをやろうと、ようやく体と心がかみ合ってきたという感覚が得られてきました。
そして、大学最後の関東インカレを向かえます。ベストな調整ではありませんが、今の状態でどこまで戦えるか。全力で挑んだ予選で、10秒80(−0.7)かかって4着で敗退。何とかなるのではないかというわずかな希望も、関東インカレという舞台は甘くありませんでした。しかも、同日にあった、4×100mRも40秒44で予選落ち。100mからうまく気持ちの切り替えができず、明らかにチームの足をひっぱる形となりました。
最後の関東インカレは、心・技・体のすべてで準備不足。戦いの舞台にすら上がることができず終わりました。(続く)
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