日本インカレ後もレースに出場しました。まずは、関東学生新人です。昨年2位に入り、ベストな走りができた大会です。来シーズンに向けて、弾みをつけたいところ。
予選は、追い風参考になりましたが、余力を残して10秒59。この日はよい風が吹いていて、記録を狙えるコンディションです。そして、準決勝では、公認の風で、10秒56の自己ベスト更新。
風に助けられたところもありますが、初の10秒5台でした。ただ、記録的には上回っていますが、昨年ほどの勢いは感じられませんでした。余計な力が入っているというか、しっくりこないという言い方が正しいかもしれません。そんな迷いもありながら迎えた決勝は、10秒67もかかり、下位に沈みます。力みが出てしまい、走りが崩れてしまいました。また、準決勝で力を使い過ぎているのか、足へのダメージもありました。この辺は、単純に本数をこなす体力がないということもありますが、走りの技能が低いのだと思います。力任せに走っているため、消耗が早いのです。来シーズンに向けて、大きな課題が見えてきました。
シーズン最終戦は、日本選手権リレーに出場しました。昨年までは、標準記録を突破できずに出場できなかった試合です。チームメイトも、9月から良い状態を保っているため、期待を持って臨み、見事に3位入賞することができました。日本インカレと同じ順位でしたが、チーム力が上がっていることを証明できました。来シーズンはリレーで全国優勝が目指せる位置には来ていると感じました。
そして、3年時のシーズンが終了。多くの反省点や改善点が見つかるシーズンとなりました。大学生としては、残り1年。納得のいく結果を出すためには、どうすればよいのか。もう失敗は許されません。冬季トレーニングから、どのように走りをつくっていくか。技術的な面も考えなければなりませんが、まずは、自分のペースをつかみ練習をすることが大切だと、3年間をふりかえり強く実感しています。周りの学生を見ていても、結果を出せている人とそうでない人、高校時代から記録を全く伸ばせていない人がいます。結果を出せている人の特徴は、長期の目標があり、年々課題をクリアしながら、成長しているイメージです。途中経過の目標もしっかりあるので、日々の練習も、目的意識を持って行っています。自分の型がしっかりできているのです。逆に全く結果が出せていない人というのは、目標がありません。遊ぶことに一生懸命なので、生活のリズムが崩れています。一部の例外を除き、記録を出すことはできないでしょう。私の場合は、やる気はあり、生活もしっかりしているのですが、練習において自分のペースがつかめていないです。特に、重要な冬季トレーニングにおいては、周りに流されてしまって、こなすだけの練習になっています。もちろんチームで陸上をしているので、自分だけ好きな練習をすることはできません。しかし、自分の課題や特徴を理解し、どのような意識や考えで練習していくかを決めることはできます。極端なことを言うと、苦手な練習は少し手を抜き、自分にとって必要な練習に集中力を使う。手を抜くなんて、と思うかもしれませんが、それで結果を出せるのなら、選択肢の1つです。どの分野でもそうかもしれませんが、キャリアが進めば、より重要な事柄を選択し、集中することが求められてくるのではないでしょうか。(続く)
コメント