関東大会での失敗を分析します。まずなぜ体がだるく、力が入らなくなってしまったのか。おそらく軽い熱中症になっていたのではないかと今は思っています。というのも、実は100mの前日は台風のような大雨で、とても湿度が高く、真夏のように気温も上昇しました。また、6月で身体が暑さに慣れていなかったことも原因の1つでしょう。もしもう1度やりなおすなら、この気候になることを予想し、水分補給や氷嚢を使ったクーリング(身体を冷やすこと)をもっと意識的に行います。細かいことかもしれませんが、0.01秒を削り出すためには、準備しておかなければなりませんでした。
最後に、高校3年間を振り返り、大切だったことをまとめます。
まず、練習に対して、どれだけ主体的に頭を使って行っているかです。伸び悩んでいた時期は、頑張ることが目標になっており、課題を解決することに意識がいっておりませんでした。
“練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。”
これは大リーグで活躍する、ダルビッシュ有選手がツイッターで呟いていたことです。
また、今でしょで一世を風靡した予備校講師である林修先生も、
“正しい場所で、正しい方向で、充分な量をなされた努力は報われる。” とおっしゃっています。
次に、体づくりです。ウエイトトレーニングと食事でどれだけ筋力を向上していけるかになります。体が変わったと感じた時は、記録も向上していました。不適切な方法でトレーニングをして怪我をしてはいけませんが、陸上選手の場合は、ウェイトトレーニングの知識を勉強し、継続して行うべきだと考えています。
そして、最も大切なのは、どうしてもインターハイに行きたい。目標を達成したいという強い気持ちです。確かに、当時は知識や情報が少なく、間違った努力で遠回りをしていたと思います。ただ、朝4時に起きて朝練習をしたり、強化練習会で他校の先生にたくさん質問したり、接骨院で身体のケアをしたりと思いつくことは自分なりに必死にやりました。インターハイにはあと1歩届きませんでしたが、中学時代の県大会出場レベルから関東大会入賞までいけたことは、少なからず努力は報われたのだと思います。
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