これからの時代に求められる力

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 記事のタイトルを見て、陸上競技と関係あるの?と思ったかもしれません。しかし、広い視点で見ると避けて通れない考え方です。ブログのコンセプトは「教育のための陸上競技」です。競技力を向上させることと同じくらい、自立型人間として成長するということが大切なのです。

 2050年には、シンギュラリティと呼ばれる人間の生活が後戻りできないほどに進化する未来技術的特異点がくると言われているそうです。Society5.0という、機械と人間が融合したかのような社会になっていくという予想が下の動画です。

 また、AIなどの人工知能によって、今ある職業も多数なくなるといわれています。

 かつては、学校で行われる暗記型の学習で、情報を処理し、みんなと一緒の答えを当てていればよい時代でした。しかし、記憶力やテストの点数に代表される認知能力だけでは、厳しい時代がすぐそこに迫ってきています。日本の教育現場でも、これからの時代に対応しようと、探求型の学習にシフトしようという動きもあります。

 これからの時代に求められるは、非認知能力といわれる、目には見えない力です。心や感情といってもよいと思います。AIや人工知能が発展しようと、人の感情までは再現することはできないようです。つまり、人間力を高め、自立型人間に近づくことが、これからの時代を生き抜くということに繋がると言えるのです。原田先生は、自立型人間として、15の力を高めることを目標とするとおっしゃっています。

①準備力⇒達成までのプロセスを明確にし、計画的に行動を準備できる力
②自己分析力⇒ 自分の強み・長所・現状について冷静に分析する力
③イメージ力 ⇒理想の未来や自分像を明確に描写する力

④課題発見・解決力⇒現状から目的や課題を明らかにし最善の行動を試みる力
⑤やる気⇒未来に向けて目標を設定し、主体的に前向きに取組む力
⑥創造力 ⇒未来を予測し、新しい価値や意味を生み出す力

⑦実践力⇒ 学びや気付きをすぐに、自分の仕事や家庭生活で生かそうとする意欲と力
⑧自己表現力⇒学びや気付きに自分の持ち味を加味し、自分の言葉で表現する力
⑨ブリッジング力⇒異なる業種や環境での事例を、自身の仕事や環境につなげて活用する力

⑩意欲刺激力⇒他者の目的・目標を理解し、モチベーションを高める力
⑪統率力⇒理念を持ち個人や集団を力強く牽引する力
⑫傾聴力⇒他者の意見を広く吸い上げ、民主的に組織を育成する力

⑬社会貢献力⇒社会の一員として規範意識を持って社会貢献し、他者に感謝する力
⑭関わり力⇒相手と自分を知り、相手と良い関係を作る力
⑮自己コントロール力⇒自分の感情や思考、体調や生活を冷静に把握し、適切な選択をする力

 学校生活を通して、陸上部での活動を通して、仕事を通して、15の力を育んでいきます。自立型人間が育ち、自立した組織は、社会に貢献、成長を続けます。この先科学が進歩すればするほど、人間の心が大切になってくるのです。

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