塚越健太郎

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内転筋

内転筋群は、大腿の内側にある筋で、股関節を内側に寄せる内転と股関節の屈曲・伸展両方に使われています。ランニングにおいては、後ろにキックした足にブレーキをかけ、前に素早く持ってきたり、後方にキックする際にも重要な働きをしています。  内転筋群...
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足が流れる(速く走る方法⑤)

速く走る方法シリーズ、今回は、足が流れるについて。  陸上競技において、足が流れるというワードはよく聞きます。走っていて、足が身体の後方で回転している現象を指していると思われます。  この現象を何とか直したいという人も多いと思いますが、大前...
スポーツ科学

ミトコンドリアと毛細血管(運動生理学②)

運動生理学(ATPの生成)で解説したように、一定以上の負荷がかかる運動では、ATPの生成が間に合わなくなります。(クレアチン酸の分解だけでは、7秒。糖質の分解では、30秒。)  そこで、酸素を用いて、ATPを再合成する必要があります。ATP...
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反発(速く走る方法④)

速く走る方法シリーズ、今回は、反発について。  よく、反発を使って走るや、反発がもらえない走りなどのワードを目にします。  地面に力を加えれば、その反作用としての反発を受け、前に進む力を得ることができます。大きな力を加えることができれば、強...
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足首の固定

スプリントにおいて、重要な技術の1つに足首の固定があります。少し古いデータになりますが、100m9秒8で走るカール・ルイスと日本人選手の、足首の動きを比較した画像になります。  つまり、速い選手ほど、足首をあまり動かさず、固定して走っている...
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自由と自己責任

最近の風潮に、自由や個性を生かすとったものがあると感じています。かつてのような管理型のトップダウン的な考え方からの転換期なのかもしれません。甲子園で優勝した慶應義塾高校をはじめ、高校野球の強豪校でも自由な髪型が許されるようになってきています...
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接地(速く走る方法③)

速く走るシリーズ、今回は、接地について。  短距離走においての接地とは、文字通り、地面に足が着いた瞬間のことをいいます。  足が地面に着いている時にしか、地面に力を加えられないので、重要な局面であることに間違いはありません。  ただ、短距離...
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ヒップエクステンション

ウェイトトレーニングシリーズ、ヒップエクステンションの解説です。ヒップエクステンションは、殿筋やハムストリングスなどの、股関節伸筋群を鍛えるトレーニングです。股関節伸筋群は、地面をキックする際に使われ、スプリンターにとって、重要な筋肉の1つ...
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ピッチ(速く走る方法②)

速く走る方法シリーズ、今回は、ピッチについて。  ピッチとは、短距離走においては、足の回転数のことをいいます。  走るスピードは、ストライド(歩幅)×ピッチ(回転数)で表すことができます。  短距離走では、1秒間にだいたい4~5回のピッチで...
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ピグマリオン効果

ピグマリオン効果は、アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱された概念で、期待が実際の結果に影響を与える心理学の現象です。この効果は、他者がある個人に対して高い期待を抱くと、その個人もそれに応じてその期待に応える傾向がある...