当日の行動予定表①の続きです。当日の行動予定表を最高の1日をイメージして書いていきましょう。
まずは、「名前」を丁寧に書きます。そして、大会の「日付」「大会名」「場所」を書いていくのですが、意外とここがわかっていないことが多いです。公式戦などは、年間の予定で確認できますので、自分が何の大会に出るのか、いつなのか、どこでやるのかは把握できるようにします。「競技・目標には」、そのイベントや出場する競技、種目、ポジション等の目標(記録・順位・成績など)を記入します。
次に左側に、当日のスケジュールを記入します。その際にポイントがあります。それは最初にその日の1番大切なことから書くということです。つまり、自分の競技時間から書き、逆算して、何時に起きて、アップしてと、、なります。ポイントには、より具体的で大切な行動をメモしておきましょう。右側は、大会後に予定と比べて、実際の行動がどうであったかふりかえりをします。以下一例になります。
次はウォーミングアップのメニューを詳しく記入します。どんな練習を何本やるのか、時間は何分使うのかまで具体的に決めておきます。(例、スターティングブロック30m×3、60m×1(20分)など)また、当日に失敗するケースとして、アップが予定通りできないことがあります。特にサブトラックがない競技場の場合は、メインのトラックでアップをするしかありません。その際、例えば、長距離種目やリレーが行われていたら、バックストレートが使えないこともあります。他にも、スターティングブロック、ハードル、幅のピットなどがアップで使えるのかどうかなどは、事前に競技注意事項に目を通しておく必要があります。
上記の欄は、大会後に記入します。まず、今回の結果を書きます(記録・順位・成績など)。「今大会の良かったこと」には、当日の良かったことはもちろん、当日までの取り組みを通しての良かったことを記入します。「今大会をもう一度やり直せるなら」にも、当日の改善点、当日までの取り組みを通しての改善点を記入します。「今後の目的・目標達成に向けてには」、今後のイベント、大会、練習に向けて、どのようにすればもっと良くなるか。また、決意を書きましょう。いずれも「心、技、体、生活」の観点から考えると効果的な作戦が立てられます。
成功のプロを生むのは「準備力」
最低最悪の状態をイメージし、最高の準備でのぞみ、楽観的に対応する。
楽観的に最高の状態だけをイメージし、最低の準備でのぞみ、悲観的に対応するはめになる。
とても印象に残る言葉です。予測と準備を怠らず、大会当日に向かいましょう。
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