目的・目標を達成し、理想の未来をつくるためには、マインドブロックを外す必要があります。
人は、過去のマインドブロックや未来の心配に意識が飛ぶ状態が、生活時間の47%を占めると言われており、脳の機能を改善するという視点は外せません。
マインドブロックをつくる、望ましくないストレス反応は、以下のようなサイクルになります。
➀現実で起こったことに心が反応する
②反応を材料に、ネガティブな判断をする
③判断が積み重なり、無意識に定着する
④ネガティブな無意識が、ネガティブな現実をつくる
このようなサイクルを断ち切るためには、不要なストレス反応や判断をやめることと蓄積されたネガティブな無意識を減らしていく必要があります。
まず、不要なストレス反応や判断をやめるには、今より1つ視座を上げて物事を捉える練習をしていきます。
ネガティブな思考が湧き上がってきた時に、1度立ち止まり、その思考に名前でもつけてみましょう。また、ネガティブ思考さんがやってきましたか。くらいの感覚があれば、飲み込まれることも少なくなります。また、過去のネガティブな記憶は、相手にしません。生きているは、今この瞬間なのです。他人の目というのも気にしすぎてはいきません。
ただ、蓄積されたネガティブな無意識に支配されている場合は、正しい判断は難しくなります。よって、脳の機能を改善していきます。
脳には、不安や恐怖に反応する、偏桃体や、過去・未来に意識を飛ばし雑念を産み出す、DMNWという部位があります。これらが働いていると、脳はネガティブな状態といえます。一方、dlPFCという、DMNWをコントロールし、わくわくや意欲を産み出す部位もあります。
よって、DMNWや扁桃体を沈静化して、dlPFCを活性化すれば良いといえます。以下が具体的な方法になります。
➀ストレスコーピング…ストレス解消になる行動をリストアップし、明文化しておきます。そして、ストレスを感じた時に、リストから行動を選び、実施し、その後ストレス解消に繋がったかを検証します。ストレスの種類によって、対処法となる行動を決められればベストです。
②運動…偏桃体の機能が低下し、ストレスホルモンが作られにくくなります。
③マインドフルネス…瞑想したり、呼吸に意識を向けます。過去や未来ではなく、今に意識がいくことで、dlPFCを活性化するといわれています。
以上のような行動を日常生活に適宜取り入れられれば、脳の機能改善に繋がり、目標達成への障害となるマインドブロックを外すことができます。自らの心と向き合い、理想の未来を創造していきましょう。
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