高校2年のシーズン終了後から練習日誌が見つかり、1年間の反省として以下の内容を書いていました。
「今年1年はあまり良くなかった。冬練後半にカゼをひいてしまい練習ができない時があった。西部地区前に練習を落としすぎて、調子が上がらなかった。怪我もしてしまいシーズン後半も良い走りができなかった。力みが出て良い動きができなかった。」
結論から言うと、2年時はボロボロでインターハイどころか県大会入賞すらできませんでした。記録も11秒12から11秒05とほとんど伸びず、競技人生で初めて伸び悩んだと言える時期でした。日誌に書いてあった反省も含め、原因ともしもう1度やりなおすならどうするかを考えていきます。
①1月頃に風邪をひき、体調不良になった時期があった。そして無理をして練習をしてしまい、長引いてしまった。
⇒練習ができないと焦るが、体調不良になった場合、完全に治るまで休む。風邪をひくということは疲労がたまり、免疫力も低下していると思われる。
②予選会前に練習を落としすぎて、調子が上がらなかった。
⇒前年度県新人と真逆のことをやってしまっている。予選会はシード選手なため、焦らず県大会を見据えたピーキングをするべきだった。
③腰の怪我をしてしまった。
⇒原因が100mゴール時の過度なフィニッシュ動作にあった。急ブレーキは体に強い負荷がかかるため、避けるべきだと考える。
④力みが出て良い動きができなかった。
1年時に比べ、力任せに走ることが多かった。そういう癖がついていた。その証拠に夏合宿での練習がきつくて全くこなせなかった。たぶん無駄な力を使う走りをしていたのだと思う。もう少し肩の力を抜いて走るべきだった。
⑤体が変わっていない。
身長の伸びが止まるのは仕方がないが、体重も変わらなかったと記憶している。高校時代は、少しずつ体重を増やし、筋量増加を狙うべきだろう。食事もトレーニングの一環である。
そして、最大の原因は、「考える力」の欠如だと結論づけます。つまり、この頃は何も考えず、与えられた事をこなすことに全力をつくしていたということです。体の成長が著しい時期は、勝手に記録は伸びていきますが、それ以降は自分の課題は何なのか?解決するために必要なことは?といった「考える力」が必要になります。伸び悩みはそのことに気づくきっかけになりました。(続く)
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