日誌③

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 日誌②は思考力を高めるツールであり、意味と目的を理解して毎日継続することが大切です。様々な効果がある日誌ですが、書き方のポイントを知り、今の自分に必要な項目を選択することで、自分の望ましい未来や手に入れたい未来・目的・目標に近づいていくことができます。

①タイムスケジュール今日やることを決める際のポイント

 日誌を書く上での基本になるのは、タイムスケジュールと今日必ずやることを決めることです。働き方改革や時短などといわれる時代において、人員を増やしたり、仕事を厳選することも必要です。しかし、それ以上に日誌でセルフマネージメントをしていくことも重要です。同じような仕事量なのに差が出るというのは、タイムスケジュールとやることが、ぼんやりとしています。時間が決まっていないので、集中力が落ち、ダラダラとしてしまうことも起こりがちです。その結果、残業や休日出勤も増えてしまいます。1日の全体像が明確に描けていれば、仮に予定通りにならなくても、改善し、次に生かすことができます。

 そして、日誌に慣れてきたら、理想の最高の1日をイメージしましょう。先週と全く同じことを繰り返していても、大きく前進していくのは難しいです。先週できなかったことを1つでも1日に組み込むことで、自分史上最高の1日を更新していきます。

今日の一言を決める

 自分を鼓舞する、エネルギーを与える一言を決めます。例えば、「今日は、必ず自己ベストを出す」「今日は、必ずクリーン100kg挙げる」などです。これらは、セルフトークといい、プラスの感情で1日をスタートできます。プラスの感情で過ごしていれば、プラスの出来事が起こる、運もよくなります。また、日誌を振り返ることで、自分の感情がより高まる言葉にも気が付くことができるでしょう。

自己分析としてのツール

 特に、陸上競技の試合においては、ピーキングが重要になります。調子が常に良いということはあり得ないため、狙った試合にピークをもってくることは結果を大きく左右します。よって自分の調子が良い日、悪い日を分析することは必要不可欠であり、その際、日誌がとても役立ちます。良い日と悪い日の、思考感情、体の状態、技術の状態を比べれば、改善点もおのずと見えてきます。また、心・技・体・生活の観点で毎日を10点満点など、点数化すれば、より傾向がわかります。

④オリジナル日誌フォームの作り方

 自分でオリジナルの日誌を書く際には、自分にとって、大切で、役に立つ、 面白そうで、実用的で、良い変化をもたらすと思う項目を選びます。そして、書いていく中で、プラスアルファで必要な項目を追加していきます。日誌は、自由に1日を記す日記ではなく、仕事や勉強で出したい成果を出せる自分になるためのツールであるということをベースに、フォーマットを作ってください。

 

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