意識性の原則

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 トレーニングの5原則の1つに意識性の原則があります。意識性の原則とは、今行っているトレーニングにはどのような効果があり、競技力向上にどう結びついているかを理解しながら行うことでトレーニング効果が高めることができるという考え方です。

 この原則は非常に重要だと感じています。競技初心者は仕方がないですが、ある程度経験のある中級者レベルであっても、トレーニングの意味を理解せず行っていることが多い気がします。

 特に、いわゆるドリルや細かい補強トレーニングを行う場合は要注意です。言われたことを特に考えもせず行っているだけではあまり効果は期待できません。

 例えば、プランクというトレーニングがあります。

 たまに見る光景として、フォームや意味を考えずとにかく何分もひたすら耐える。終わった後はきついので達成感はある。追い込んだ気分にはなる。

 しかし、残念ながらこのようなトレーニングは、原則から考えるに効果は薄いです。

 意識性の原則に則ってトレーニングをするのなら、

 「現状の課題は走っている最中に腰が反ってしまって、接地時に力が入りにくく、足も身体の後方で回転してしまうことだと考える。

 このような課題を克服するために、プランクでは、下部腹筋とお尻に力を入れて、腰が反らないようフォームを意識して行う。そして、この時の感覚を実際の走りに活かす。」

 となれば、このプランクというトレーニングを意識性の原則に則ってできたということになります。

 このように様々なドリルや補強トレーニングが存在しますが、1つ1つ意味を見出して行いましょう。やっていてあまり意味がわからない、自分には合わないと感じたら、別の動きでも構いません。または、動きがわかる人に質問するということも大切です。

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