心の栄養~ストローク~

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 今のあなたの元気は100点満点で何点でしょうか?パフォーマンスは何を×どんな気持ちで取り組んでいるかで決まります。陸上競技においても、高いパフォーマンスが発揮されるときは、体のコンディションだけでなく、心のコンディションも整っているのです。私も良い記録を出せた時は、ほどよい緊張感がありながらも、充実したわくわくした気持ちで試合に臨んでいることが多かったと思います。今回は心を元気にする方法について書いていきます。

 実は、心も体と同様に栄養が必要です。体は食べ物が栄養になりますが、心の栄養はストロークと言います。ストロークとは、自他を元気する言動をさします。様々な種類があるので紹介します。

①肉体的肯定的ストローク

スキンシップにことをさします。握手やハグ、ハイタッチなどスポーツの場面でも良く見られます。私は部活動の練習の一環として、2人組でストレッチやマッサージを取り入れることがあるのですが、肉体的ストロークとして心のケアも兼ねています。

②心理的肯定的ストローク

ほめる、スマイル、ねぎらう、目を見て話す、電話、手紙メール、礼を言うなどを心理的肯定的ストロークと言います。相手の良いところを見つけ褒めることやありがとうの言葉は、意識して相手に与えましょう。いいね!

③無条件肯定的ストローク

「あなたがいるだけでOK」という存在自体を認めるストロークです。愛してます。ありがとう。

 指導者、教育者としてこどもたちと接する時は、可能な限り肯定的なストロークを送ります。もちろん良くない行いには、叱責をする必要もありましょう。そういう時は、部分否定をします。「あなたはokだけど、嘘をつくことはいけない」という具合です。やってはいけないのは、存在否定です。人格を否定するような言葉は、命に関わるような事態になりかねません。

 近年は社会全体のストローク不足が否めません。人と人との関わり自体がストロークを生み、心の栄養を満たしてくれるのです。元気のない人には肯定的ストロークを与えましょう。そして何より自分の心に栄養がなければ、相手も元気にはできないので、頑張った自分を褒め、認めてあげよう。

コメント

  1. たかし より:

    存在否定の言葉とは例えばどのような言葉でしょうか?
    参考に知りたいです!

    • 塚越健太郎 tsukakoshi より:

      コメントありがとうございます。
      だからお前はダメなんだというような、存在自体へのマイナス発言をさします。または他者と比較して、劣っているかのような言葉は深く相手を傷つけますね。そして、最悪な存在否定は、無視、シカトだそうです。学校現場では、イジメにもつながるので、教育者としては見過ごしてはいけない行為です。

  2. たかし より:

    なるほどです。
    ありがとうございます!

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