小学生や陸上競技初心者の方は、速く走るためにどんなことをすればよいのでしょうか?
昨今は、youtubeなどの普及に情報が手に入りやすくなっている分、情報が多すぎてどれをやればいいのかわからなくなっている人もいるかと思います。
走るフォーム? 着地? 腕振り? ももの高さ?
いずれも間違いではないと思います。しかし、速く走るために最も大切な練習は何かと言われたら、、
速く走る
ことです。シンプルに考えましょう。初心者の段階では、走りに関して難しいことは考えないでいいと思います。経験を積み、競技力が向上してきたら、細かいフォーム修正やドリルなどに時間をかけていければと考えています。
というのも、あまり運動をしていない初心者は特に、全力を出して走るという経験がほとんどないと思います。全力で速く走る練習をしなければ、いくらフォームを気にして、ドリルをしてもほとんど意味がありません。特に、下の記事にもあるようにここ数年は、運動不足による体力低下が指摘されています。
これから運動会などがあり、少しでも速く走りたいという人は、短い距離でいいので、全力で走る練習をしていきます。ただ、小学生などは単調なトレーニングではモチベーションが上がらず、飽きてしまうかもしれません。よって、ゲーム感覚でチャレンジできる、5秒間走をオススメします。
5秒間走は、まず5秒間で走りきれそうな距離を設定します。走力により異なりますが、小学生なら30m~40mあたりだと思います。
設定できたら、5秒間全力疾走して、ゴールを目指します。計測者が、ゴール地点で5秒間カウントして間に合ったどうかジャッジしてあげてください。クリアできたら、2本目は、靴1足分スタート地点を後ろにしましょう。クリアできたら、3本目はさらに1足分後ろに…と徐々に難易度があがっていくようにします。
5秒間にしたのは、初心者は5秒でだいたいトップスピードに入るためです。8秒間くらいまでなら幅を持たせてもよいでしょう。体力や意欲にもよりますが、これを1回4~5本で、週に2~3回行います。少しづつですが、チャレンジしていけば距離を伸ばしていけるはずです。
そして、クリアできた時は、保護者の方や先生がほめて、一緒に喜びましょう。走るのが遅い子は、走ることに自信がありません。靴1足分でも速くなれば嬉しいものです。小さな自信をつけていくことも速く走るためには大切な要素なのです。
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